5月
の旬の食材

にら

3~5月の「春にら」と11月~2月の「冬にら」の2回

栄養

にらは江戸時代には薬草として栽培されていた程、身体によい栄養素を豊富に含んでいます。独特のにおいは硫化アリルという成分です。その他、βカロテン、ビタミンB1、B2、E、K、葉酸などのビタミンや、カリウム、カルシウム、リン、鉄などのミネラルが含まれています。

選び方

葉の色の緑が濃くツヤがあるもの、葉先がまっすぐ伸びていて勢いのいいもの、葉の肉が厚く、みずみずしい感じのものが鮮度のよいしるし。また、手で束の根もとを持った時シャキっとして、曲がらないものが良品。葉が折れるとそこから傷み始めるため、折れた葉がないものを選びましょう。

保存方法

にらは乾燥や水気に弱くしおれやすいため、冷蔵保存する場合は濡らしたキッチンペーパーなどで包みビニール袋に入れ、野菜室に立てていれます。冷凍の場合は使いやすい大きさに切ってジップ付き保存袋に入れ、冷凍庫へ。使う際は解凍するとべたつくので、凍ったまま使いましょう。

調理ポイント

調理の際は、さっと熱湯にくぐらせることで歯触りも残り、甘味が増します。炒めものなどは火が通りやすいので生のまま投入し、手早く仕上げることがポイントです。にらの香り成分は揮発性なので、加熱すると香りは弱まります。 「春にら」は葉がやわらかいため、生でも楽しめます。「冬ニラ」は葉肉の厚みと独特の風味が増すため、炒めものなどがおすすめです。
にらを使ったレシピ