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料理教室“casa piccola”を主宰し、Happy Recipeでも食材の良さをシンプルにいかしたレシピで人気の料理家・大石亜子さん。ふんわりとやさしいイメージがありながら、実は社会人になった後、調理師専門学校や大学へも入りなおした経歴を持つ、チャレンジ精神とガッツの持ち主!料理だけでなく暮らし全般について幅広くアンテナを広げ発信する、大石さんの素顔にちかづいてみました。
夢への
チャレンジ
精神!
都内の閑静な住宅街にある、かわいらしいブルーの家。表札には“casa piccola”(小さなおうち)の文字が。グリーンのエプロン姿で、にっこりと迎えてくれた大石亜子さん。2年程前に新築されたこのご自宅で、少人数制の料理教室も開催しています。まずは、お料理好きになったきっかけからうかがったところ。。。
「実は、大人になるまでは、あまり料理もせず、どちらかというと苦手な方だったんです(笑)短大を出て社会人になってからも、料理に興味はありつつもずっと実家暮らしだったせいか、あまりする機会もなく過ごしていました。それが結婚したことで一転、夫も実家暮らしで家事が得意な方ではなかったため、ほとんど私がやるはめに。とはいえ、共働きだったので、仕事と家事の両立がなかなか大変で。だんだんと日々の食事を作るのが苦痛になり、しまいには体調を崩してしまいました。「このままではマズイ!どうしたらいいんだろう・・・」と考えた時に、毎日のごはんを早くおいしく作れたら苦にならないんじゃないかと思い、まずは基礎をしっかり学ぼうと、30才の時に思い切って会社を辞め、調理師専門学校に通い始めました。
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学校では和洋中、パン、お菓子と一通り習いましたが、その中でも中華とフレンチが特に好きでしたね。卒業して調理師免許を取った後、自然とこれからは料理の仕事をしたいと考えていましたが、そのためにも自分の伝えたいことを表現する力をつける事が大切だと思い、今度は大学に入り直しフランス文学を学びました。卒論の題材は、エミール・ゾラの小説「パリの胃袋」。その時に18世紀から今にいたるまでのフランス料理の歴史などを調べて学んだことで、フランス料理が世界3大料理のひとつといわれる所以があらためて分かり、ますます興味が深まりました。」
社会人になってから、専門学校、さらには大学へ。男前な行動力が素晴らしいですね!
以前は必要に迫られてやっていた料理が楽しくなったきっかけは?
「調理師免許を取った後に始めたブログです。料理って、作って食べると、それで消えちゃう(笑)なので、記録する意味も兼ねてアップし始めてみたところ、だんだんとみなさんがコメントをくださったりと、嬉しい反応があって。後はレシピコンテストにも色々と応募したところ、ありがたいことに賞をいただく機会も増えてきて。そうしているうちに、気が付けば以前は苦だった料理が、こうしてみなさんに評価していただけることで、楽しいと思えるようになりました。」
“目にも
おいしい
おうちごはん”♪
大石さん流、日々の家ごはんを早く簡単に作る秘訣は?
「とにかく毎日のことなので、食事を作ることが苦にならないように、肩肘はらず自分のできる範囲でやることが大切だと思います。私の料理は“目にもおいしいおうちごはん”というのがテーマ。なるべく旬の食材を使って、味付けはシンプルに、素材の味を活かす料理を心がけています。また、残り物を無駄なく上手に使うレシピを考えるのも好きです。
そうすることで冷蔵庫の中がスッキリ片付くと気分もイイですしね(笑)お惣菜などの作り置きを数品常備し、お弁当や、もう一品欲しいなという時などに活用したりもしています。その他、盛り付けの工夫もしていて、時にはワンプレートやごはんにおかずを乗せて丼スタイルにしたりと手軽に済ませることもあります。」
シンプルな味付けがお好きということですが、しょうゆをはじめ調味料はどう活用されていますか?
「しょうゆは普段からよく使います。ヤマサさんの商品で一番気に入って使っているのが、「ヤマサ鮮度の一滴香り立つ超特選しょうゆ」。キリっとクリアな味わいで、豆腐や刺身などに本当によく合います。かけたり、つけたりはもちろん、煮込みやスイーツの隠し味に使ったりもしますね。例えば、「しょうゆカラメルのかぼちゃプリン」では「ヤマサ鮮度の一滴香り立つ特選減塩しょうゆ」にきび砂糖と水を合わせ“しょうゆカラメル”に。洋風なスイーツともとっても相性がいいので、こんなおしょうゆの使い方もオススメです。
「ヤマサ鮮度の一滴プレミアムしょうゆ」は、ジョエル・ロブションさんが来日された際の記者会見イベントで、プレミアムしょうゆを使用したレシピの調理を担当したこともあり、私には思い出深い商品。ロブションさんは遠目に拝見しながらもものすごいオーラがあって、今振り返ってもとても貴重な機会だったなと。お亡くなりになったのが本当に残念ですし、心からご冥福をお祈りいたします。
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しょうゆ以外の商品では「ヤマサ昆布つゆ白だし」も気に入っていています。色が付かないのでホワイトソースやマリネなどに活用できて使い勝手がよいだけではなく、和食以外の出番も多いので、和DEミックスなレシピとの相性も抜群ですね。
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取材時に大石さんが作ってくれた「海老とヤングコーンのマリネ」。「ヤマサ昆布つゆ白だし」を使うことで食材の色がキレイに仕上がります。
さばレシピの
スペシャリスト!
和DEミックスは、自分でも以前からやっていたのでとても身近で、Happy Recipeでも毎月楽しんでレシピを考案させていただいてます。和DEミックスにするコツは、ためらわずトライすること!
例えば「さばの和風麻婆豆腐」も、定番中華だとの鶏ガラスープを使うところを出汁とさば水煮の缶汁に変えたりするだけでグッと和な味わいになり、献立として他の和風のおかずともよく合います。」
大石さんは、さばレシピ本も出版され、さば料理のスペシャリストですよね!
「『簡単さばレシピ!』(ダイアプレス)では60品のさばレシピを担当し、それこそ身体からさば臭がするくらい頑張りました(笑)今、さば缶も人気ですが、色々な料理にアレンジしやすく使いやすいですよ。そのままお酒のおつまみにもいいですし、チーズを乗せて焼いたり、これからの季節だったら缶汁ごとショウガと一緒に炊飯器入れて炊き込みご飯してもおいしいです。後はパスタと合わせてペペロンチーノ風もいいですね♪」
どんどんアイディアがでてきますね!今まで学んできた、料理の基礎、それを伝える表現力と、一見別々にやってきたことが、自分の「好き」を仕事にするために全て繋がっていますね。そんな大石さんのこれからの夢は?
「私、いつもいろんなことに興味があるんです(笑)1年半程前にはじめた料理教室“casa piccola”は、今は単発的にやっていますが、ゆくゆくは定期的にクラスを開催して、おばあちゃんになるまで気長にマイペースにやっていけたらなと思っています。
そして、いずれは料理を軸に、DIYやフラワーアレンジメントなど、暮らしを豊かにするノウハウをみなさんにお伝えして、おうち時間を笑顔で過ごすお手伝いができたら嬉しいなと思っています。」
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