【人気レシピ】チキン南蛮のお話と基本のレシピ(1)【簡単&おいしい】
定番のチキン南蛮レシピを覚えるとアレンジも自由自在☆
第一回はチキン南蛮のお話と基本のレシピをお届けします。
外はカリ!中はジュワ!とした鶏肉。
そして上にかかったタルタルソースを見たら、お腹がグ~っとなってしまうメニュー。
その名も「チキン南蛮」!
今日は「チキン南蛮」について少しお話したいと思います。
■「南蛮」はどこの国
「南蛮」とは、16世紀にインドや東南アジアを経由してやってきた、主にポルトガル人とその文化を意味しているのをご存知でしょうか。
え!まさかのポルトガル料理!?
実は違います。
16世紀にポルトガル人が日本へたどり着くまでに訪れた、東南アジア・インドなどの食材を使った料理を「南蛮料理」と言ったそうです。
■「南蛮」の定義
この「南蛮」の定義に必須なのが「唐辛子(などのスパイス)」と「ネギ」が含まれていることだったそうです。
余談ですが、思い出してほしいのが「カレー南蛮」や「鴨南蛮」。
「カレー南蛮」や「鴨南蛮」には唐辛子などのスパイスや、ねぎが必ず入っていますよね。
さて本題に戻りますが、鶏肉や魚を揚げた物に、唐辛子を使った南蛮酢に漬けた料理を「南蛮漬け」と呼びます。
そこから現在では「チキン南蛮」が独立(!?)しているわけですがその理由はなぜでしょう。
■まかないから生まれた「チキン南蛮」
チキン南蛮といえば冒頭でお話した「鶏肉」&「タルタルソース」のイメージが強いのではないでしょうか。
ここに「チキン南蛮」誕生の秘話があります。
「チキン南蛮」は宮崎県延岡市で料理店「ロンドン」のまかない料理としてだされていて、店に出る事はない料理でした。
このときの「まかないチキン南蛮レシピ」は鶏のむね肉に衣をつけて揚げて甘酢に浸けた鶏料理で、タルタルソースはかかっていなかったそうです。
このお店で働いていた、そしてそのまかないを食べていた後藤直氏と甲斐義光氏がそれぞれ自分のお店で「チキン南蛮」としてはじめて世に出したレシピなのだとか。
実は面白いことにお二人とも自分のお店を経営するかたわら、「ロンドン」に修行へ行き「まかないのチキン南蛮レシピ」に惚れ込んだのですね。
当時厨房で「鶏からあげの甘酢がけ」と呼んでいた「チキン南蛮の原型」ともいわれるこのまかない料理を今も延岡市内で営業する後藤氏の跡をついだ息子さんのお店で食べることができるそうです。
(仕上げにジュワっとカボスをかけるのだとか。・・・おいしそう!!)
そして、もう一方の甲斐義光氏が改良してタルタルソースをのせた「チキン南蛮」は「普通」じゃもの足りない、というところからはじまり、ひと工夫をするのが好きだった甲斐氏が考案したレシピ。
私たちが普段「チキン南蛮」と呼んでいるレシピにはこんなルーツがあったとは驚きです。
さあ、「チキン南蛮」の歴史にふれたところで早速基本のレシピを見ていきましょう!
「基本のチキン南蛮」
https://recipe.yamasa.com/recipes/3354
淡白な鶏むね肉に卵を加えた食べ応えのある衣をつけて揚げ、手作りのタルタルソースをつけていただきます。
揚げたてに絡ませる甘酢も味の決め手。食欲そそる、ご飯も進む一品に仕上がります。
作り方はコチラ!
↓↓↓
1)ゆで卵は殻をむいて粗いみじん切りにして、下記の材料を混ぜ合わせ、タルタルソースを作っておく。
使用する材料:卵 1/2個分、マヨネーズ 大さじ4、玉ねぎ(みじん切り)1/8玉分、酢 大さじ1、砂糖 小さじ1/2、塩 ひとつまみ、パセリ(みじん切り)あれば少々
2)鶏むね肉は皮を取り除く。厚みのある部分に切り込みを入れて開き、半分に切る。塩、こしょう少々を全体にふりかける。
使用する材料:鶏肉(むね) 大1枚(350g)、塩、こしょう
3)ボウルに下記の材料をよく混ぜ合わせて衣を作る。揚げ油を170~180℃に熱し、衣をつけて油に落とし、4~5分揚げて火を通し取り出す。
使用する材料:卵 1個、小麦粉 大さじ4、水 大さじ1と1/2、揚げ油 適量
4)鶏肉を揚げている間にバットに下記の材料を混ぜ合わせておき、甘酢を作っておく。揚げたての鶏肉をバットに入れて、両面絡ませる。
使用する材料:ヤマサ 絹しょうゆ 大さじ1と1/2、酢 大さじ1、砂糖 小さじ2
5)食べやすい大きさに鶏肉を切り分け、(4)の甘酢をティースプーン1杯ほどまわしかけ、さらに(1)のタルタルソースをかける。
完成~( *´艸`)
今夜はぜひ「チキン南蛮」にしてみませんか?
次回は
【人気レシピ】まさかの“あげない”チキン南蛮レシピ(2)【簡単&おいしい】です。
お楽しみに!
加藤強さま
コメントありがとうございます!
ぜひ一緒に笑顔になっちゃいましょう!!