「“おでん”の世界へようこそ♪今日からあなたも“おでん博士”・・・具材編」
大好きな具を選びながら、ハフハフ・・・と食べる“おでん”。
幸せを運んでくる“おでん”の秘密にせまります。
第二回の今日は“具材編”です。
さあ、今日は「おでんの具材」アレコレをご紹介したいと思います。
ところで「おでんの具材」って全国共通なのでしょうか。
答えはもちろんNO!
ご当地色(食!?)満載なんです。
では早速見てまいりましょう!
■具材の好みでわかること・・・東京の人は「ちくわぶ」が好き
なんと「欠かせないおでんの具」という調査でダントツ1位で「ちくわぶ」を選んだのは東京!
実はこれにはもう1つ驚くことがあって「ちくわぶを見たことない」「聞いたことあるけど食べたことない」と回答する県があるのです。
「食べたことがない」という回答は関西を中心に、西日本に広く存在。
もしや「ちくわぶ」はローカルフード!?
■「牛すじ」をこよなく愛するのは・・・
こちらの第一位は61.3%で「島根県」!
次いで山口県、岡山県、広島県・・・となっています。
関西から中国地方で人気です。その理由は「牛すじの煮物」の発祥が「兵庫県」というところにあるのかもしれません。
関東ではモツ、関西では「牛すじ」が良く料理に使われています。
広島では「スジポン」なる「牛すじ」料理があるそうです。
気になる人は広島へ行った際にぜひ、注文してみましょう!
■「はんぺん」が欠かせない県民は
こちらは宮城県、茨城県、愛知県が上位3県。次いで静岡、千葉もランクイン。
結構広範囲にわたって人気の具材。日本全国で愛されているのがわかります。
宮城県はみなさんご存知のとおり、海の幸が豊富。
なかでも練り物は大人気なのだそうです。
実はおでんの「つゆ」にこの練り物からおいしいダシがいっぱい出るので欠かせない具材なんです。
手っ取り早く魚を入れたほうがダシが・・・と考えるかもしれませんが、長時間煮込む「おでん」には練り物が最適なんです♪
おいしい練り物をそろえた「おでん」が食べたくなりますね!
※参考情報 at home VOX アンケート等
■寒~い地域は「おでん」大好き!ご当地のおいしいものが入っています
北海道では「つぶ貝」を入れる地域があります。
魚介類を昆布ベースのだしで煮込み、みそだれで食べるのが北海道風♪
また青森では特産品「ほたて」を入れたりします。
東北は「海の幸」と「山の幸」の具材がバランスよく入っているのも特徴。
■名古屋といえばやっぱり「みそ」
名古屋といえば「八丁味噌」ですよね!
もちろん「おでん」でも使います。
三温糖・酒などで作る甘辛い汁が、豚もつ・牛すじ・大根・角麩などにしみこんだ独特の味わいと香りが特徴です。
■瀬戸内海側と日本海側では味付けが違う!?
島根県では、干しあごと鶏手羽先でとったダシの「おでん」が主流。
名産のバイ貝やあごちくわ(とびうおのすりみのちくわ)を煮込んだ、海の幸豊かな「おでん」。
一方の瀬戸内海側の香川県では 2種類のみそだれ(白みそとからしなどで作るたれと、赤みそと砂糖などで作るたれ)を付けて食べます。
また高知県では、名産のかつお節と鶏手羽先でとったダシ。
じゃこ天、紅蒲鉾などを煮込んだ、素朴でコクのあるおでんが大人気です。
■暑い地域でも「おでん」!入れるものは・・・
九州の鹿児島県では豚が名産。
なんと「おでん」のベースも豚。
具材も大豆もやしを使ったりしていて特徴的です。
そして沖縄でも「おでん」を食べます。
入れるものはウィンナーや豚足!!
また必ず青菜をいれるのだとか。
いかがですか?
日本国内でこんなに違うなんてなかなか面白いですね!
HappyRecipeからは具材にひと工夫した「おでん」を2品ご紹介します。
南の地方で使う豚肉を中華風に!
「八角香る豚肉の串おでん」
https://recipe.yamasa.com/recipes/3550
豚肩ロースやきくらげを使って、おでんつゆに八角の香りをまとわせてほんのり中華テイストの串おでんはいかがでしょうか?
「ヤマサ昆布つゆ」・「ヤマサ 絹しょうゆ」でほんのりコクを効かせて♪
手羽元を使ってお肉をホロホロになるまで煮込みます
「鶏おでん」
https://recipe.yamasa.com/recipes/1862
おでんの具に鶏肉を加えることで、魚介の風味にコクのある鶏ダシがプラスされ、より食べごたえのあるおでんに仕上がります。
「ヤマサ昆布つゆ」を使って簡単に作るレシピです。
ここまでいろいろな具材をご紹介いましたが、肝心な地域を詳しくご紹介していませんね。
次回は「“おでん”の世界へようこそ♪今日からあなたも“おでん博士”・・・関西編」です。
お楽しみに!
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