粉もん道場の師匠 独占インタビュー 「電気屋からうどん屋へ。「釜たけうどん」誕生秘話!」
こんにちは、
ハッピーレシピ部ブログ担当のハルカです!
一杯のうどんが人の人生を変えることがあるって想像できますか?
今回は、この粉もん道場の師匠であり、
うどんに魅せられ、
そして自分の感性を信じて作ったうどんで、
大阪うどん界に旋風を巻き起こした、
「釜たけうどん」の木田 武史さんへお話しをうかがいましたよ!
さぁ、早速師匠のお店へレッツ・ゴー☆
紫のノボリに輝く「釜たけ」の文字!
こちら、ですね。
では、いざ店内へ。
失礼しま~す。
はじめまして~!
てぬぐいをキュっと巻いて、
やさしい笑顔で迎えてくれたのが、
「釜たけうどん」の創始者 木田 武史さん。
まわりのみなさんには”たけちゃん”の愛称で親しまれているそうです。
実は木田さん、うどんをはじめる前は電気屋さんでサラリーマンをやられていたのだとか。
ナゼ、うどん屋さんに?!
興味は尽きないので、早速インタビュー開始。
ハルカ(以下、ハ):木田さんは、そもそもナゼ「うどん」に魅せられたんですか?
サラリーマンからうどん屋さんへ転身されたきっかけも気になるのですが。
木田さん(以下、木):時代の流れで電機屋をやってたんですが、
うどん屋をはじめた時はすでに47才。
ということは、その歳から一から修業する時間もあまりない。
当時ラーメンにもちょっと興味があったんですが、
もう年齢が年齢何なので、
今さらそういった脂っこいものも毎日食べられないし(笑)
自分が食べたいもの、
自分ができるもの、という中で、
可能性があるもののひとつとしてでてきたのが”うどん”でした。
それと、それを自分の商売にしようと思ったキッカケになったのは、
香川でたまたま出会った美味しいうどん。
「これは美味しいな!こんなのやりたいな!」って思ったことですね。
20年程前ですが、趣味でホームページなどを作ってたんですが、
うどんを好きになってからは、うどんのホームページも作りはじめたんです。
当時、うどんのホームページを作ってる方は何人かいらっしゃったんですが、
ほとんどが香川について。
自分は色々食べ歩きしてたんですけど、
大阪のうどん屋さんには行ってなかったんですね。
大阪にも美味しいうどん屋さんはないんだろうか?と思って
ちょっとインターネットや雑誌でで色々調べてみて行って
紹介し始めました。
でも、色々歩きをして50軒くらい紹介した時点で、
変な話しなんですけど、もう大阪のうどんの第一人者なんですよ。
というのは、言い換えると当時それほど情報がなかった時代。
で、やってくうちに、うどんの好きな方たちもだんだん集まってきて、
情報をいただくんですね。
で、1日~2日位のうちには食べに行って、それをまた情報発信してくうちに、
どんどん大きなサイトになって
関西でも注目されるようになっていきました。
そこでたまたま香川で自分の感性にあったうどんを食べた時、
これなら大阪で100軒近く食べ歩いた中でも、
みんなが驚く、食べてみたいと思ううどんの形がちょっと見えたんですね。
それでも最初は自分で商売する気はなかったので、
既存のうどん屋さんに「こういうことしたらどうですか?ああいうことしたらどうですか?」ということを
エラそうに言う自分がいたんですけど、
途中から、そんな自分自身に疑問を感じたんです。
そこまで自分で言ってて、
そこまで自分で気づいてるなら、
もう自分でやるしかない!と結論に至ったのが、
うどん屋をやる最初のスタートでした。
ハ:う~ん、奥深いです。
サラリーマン時代と、今とで一番変わったことはなんですか?
木:電気屋やってました、で、その後うどん屋はじめました。
僕自身今でも思うんですけど、社会不適合人間だと(笑)
サラリーマンやってても、「アイツはヘンなヤツだ」と変わり者だと思われていて、
思う事を言っても誰も話を理解してくれなかったんです。
今、こうやってうどん屋をやってみて、
人と感性が違う、考え方が違う、ちょっと先を
ほんのちょっとでも先を行くと誰にも理解されない。
そういう人間だったもんですから、
やっぱり自己表現が商品になって、それがみなさんに受け入れられるものになって、
初めて認められたなと思うんです。
なので、サラリーマンはそれなりにやってましたけど、
僕にはあまり向かない世界であり、
うどんという食べ物を自分で考えて、自分で作り、自分で提供するスタイルにすることで、
はじめて自分に一番に合った生き方なんだなっていうことを感じています。
語りはじめたら止まらない!
熱い思いをどんどんと話してくださった木田さん。
木田さんにとっては「うどん」は単なる食べ物以上に、
自分自身を表現する大切な存在なのだなとスゴク実感しました。
私にとって、自分を表現できるモノ・コトとは?
もちもちとした麺を噛みしめながら、
いろいろ考えさせられたハルカでした(o・ω・)ウーン、オクブカイ
うどん愛にあふれる師匠・木田さんの粉もん道場、
みなさんどうぞお楽しみに!
risurisuさま
ホント大きな決断ですよね。。。
このエピソードを知って食べる木田さんのうどんは、
また一味違うはず・・・!
機会があれば、是非一度お店へ~^^