2025.02.14

【「だし醤油」でも「めんつゆ」でもない!】醤湯(ジャンタン)って何?【欲しい味がこの1本で作れる!】

あなたは「醤湯(ジャンタン)」をご存知ですか?
欲しい味がこの1本で作れる「醤油」と「湯(タン/スープ)」の黄金ブレンド!
第一回は「醤湯(ジャンタン)の基礎知識」をお届けします。

今回ご紹介するのは「醤湯(ジャンタン)」

ご存知ですか?

第一回は新発売の「醤湯(ジャンタン)」の世界へあなたをご招待します。

 

 

■「醤(ジャン)」ってなに?

「醤油(しょうゆ)」という文字にも使われる「醤(ジャン)」。

日本語で「醤」は「ひしお」と読み、 麹と食塩を利用した発酵調味料または発酵食品のことを指し、醤油の原型と言われています。

中国語の「醤」は「ジャン(jiàng)またはチャン」と読み、ペースト状の調味料全般を指します。

私たちにも馴染みがある「甜麺醤(テンメンジャン)」や「豆板醤(トウバンジャン)」 と聞くとわかりやすいかも知れません。

また韓国でよく聞く「カンジャン」や「コチュジャン」なども「醤(ジャン)」の仲間です。

 

 

■基本のだし、「湯(タン)」

中華料理で基本のだしとなる「湯(タン)」。

また、だしをとることを作業内容によって呼び方が変わり、「吊湯(ティアオタン)」、「熬湯(アオタン)」、「製湯(チータン)」と言います。

漢字を見るとなんとなく想像できますね!

複数の材料を組み合わせて「湯(タン)」を作るため、特定の材料に偏らないだしというのも「湯(タン)」の特徴。

また「湯(タン)」は煮込んだ様々な具材も食べますし、スープとして「湯(タン)」に食材を加えて食べたりもします。

これはどういう意味かというと、だしの材料を「だしがら」としない場合が多く、取り出して別の料理に使ったりするのです。

「だしがら」にするまで煮出さないというのも「湯(タン)」の特徴です。

※料理の種類によって異なる場合もあります。

実際のところ「湯(タン)」の定義はさまざまですが、基本の「湯(タン)」といわれているものをご紹介しましょう。

1)清湯(チンタン)

透明に近い澄んだ色のスープ。たっぷりの水のなかにネギやしょうが、鶏肉を骨ごと入れて長時間煮こんだもの。食欲を誘う為のスープ、ともいわれています。

2)白湯(パイタン)

白く濁ったスープ。魚介類や豚骨などを強い火力で長時間煮込み、白濁させて仕上げます。

3)葷湯(フンタン)

牛、豚、鶏の肉や骨、中華ハム、乾しあわび、乾し貝柱、乾しアゲマキガイ、スルメ、ヒラメの干物などを使用します。

4)素湯(スータン)

肉や魚類を使わず、精進料理などに使われるスープ。昆布からとる「海帯湯(ハイタイタン)」、しいたけからとる「香姑湯(シャンクウタン)」、人参や大豆など数種類の野菜からとる「蔬菜湯(シウツァイタン)」などがあります。

5)上湯(シャンタン)

最初にご紹介した「清湯(チンタン)」の中でも高級とされるスープ。

金華ハムと丸鶏、牛肉、豚肉を長時間煮込み、塩で味を調えます。
 

 

 

■「醤湯(ジャンタン)」とは!?

ここまで「醤(ジャン)」と「湯(タン)」についてお話しました。

早速「醤湯(ジャンタン)」について触れたいと思います。

香味だし醤油「醤湯(ジャンタン)」「醤(ジャン)」と「湯(タン)」の美味しさを1本に収めた、どんな料理にも使える万能調味料!

これ1本で味が決まる、といっても過言ではありません。

「醤油」や「だし醤油」のように、そのままかけたり・つけたりはもちろん、

炒め物や煮物の味付け、絡めたり漬け込んだり仕上げにも使える、便利な1本。

オールマイティに使える上に、和食だけでなく洋食や中華など、どんな料理にも大活躍の万能調味料、というのが答えです♪

 

 

■「めんつゆ」や「だし醤油」との違い

ここでみなさんがうっすら思っていることに答えたいと思います。

「醤湯(ジャンタン)って “めんつゆ”と同じなのでは?」

「醤油とだしなら“だし醤油”で代用できるのでは?」

答えは「No」です。

では、「めんつゆ」と「だし醤油」について簡単にお話したいと思います。

 


◇「めんつゆ」

「めんつゆ」は醤油をベースにだしと砂糖、みりんなどを加えています。

甘味と旨味がしっかりしているので、1本で料理の味が決まります。

◇「だし醤油」

「だし醤油」は醤油をベースにだしと砂糖、みりんなどを加えています。

「めんつゆ」と比べて醤油の比率が高くなっているため甘みは控えめ。

また、だしを加えているので一般的に塩分濃度も濃口醤油より少な目です。

だしの風味と旨味が加わることで、香り高くまろやかな味わいになり、醤油とはまた違った美味しさなのがポイント。

だしをとる必要があるお料理の「醤油」を「だし醤油」に置き換えることでひと手間省くことができますし、

納豆など、そのままかける料理に使うのも、だしの風味と旨味が加わりおすすめです。

 

 

「めんつゆ」や「だし醤油」との違い、もうおわかりですね。

「醤湯(ジャンタン)」はそのままでも、調理しても、幅広く使える「万能調味料」だといえます。

料理のレパートリーが増えるのが「醤湯(ジャンタン)」の魅力です。


 

「醤湯(ジャンタン)」のイメージがわいてきましたか?

次回はくわしく「醤湯(ジャンタン)」をご紹介したいと思います。

「だし醤油」でも「めんつゆ」でもない!】醤湯(ジャンタン)どう使うの?【欲しい味がこの1本で作れる!】

お楽しみに!

  • 2025.02.17 11:14

    野良猫さま
    コメントありがとうございます!
    そういっていただけるだけで頑張れます~(∩´∀`)∩

  • 2025.02.17 11:13

    加藤強さま
    コメントありがとうございます!
    普段あまり気にしたことが無いですが、中国4000年の歴史はすごいですね!

  • 2025.02.15 03:10

    醤と湯の違い、勉強になりました。招福

  • 2025.02.14 23:10

    勉強になるなあ