2023.08.18

【チャーハンを極めろ!第一回:パラパラを極める】

みんな大好き「チャーハン」!
おいしく作るコツや人気の具材、簡単な味付けなどをご紹介します。
第一回は「パラパラを極める」です。

簡単に作れて、おいしい「チャーハン」。

これ一品でお腹も大満足ですよね♪

簡単に作れる、と言いましたが、絶品「チャーハン」を作るのはなかなか難しいもの。

チャーハン」はとっても奥が深いレシピです。

プロ並みに作れる自信がある方も、そうでない方も、これを見ればすっきり解決♪

8月は人気のレシピ「チャーハン」についてお届けします。

第一回の今日は、いきなり重要なテーマ「パラパラを極める」です。

 

 

■「チャーハン」の起源は中国・・・ではない!?

まずはお約束の「チャーハン」の生い立ちに少しふれてみましょう。

チャーハン」はインドの「プラーカ」という料理が起源といわれています。

プラーカ」とは、肉を煮込んだ煮汁でお米を炊き、炊き上がったお米と肉を炒める料理。

それが西に伝わると「ピラフ」になり、

東に伝わると「チャーハン」になったのだそうです。

プラーカ」をもとにした「チャーハン」は米を炊く時点から既に「チャーハン用」として味付けがされていました。

そして、中華鍋を使い、たっぷりの油で炒めたそうです。

 

 

■昔は庶民が作れなかったレシピ

中国での「チャーハン」発祥には諸説ありますが、最も古い記録として残っているのは、隋の時代なんだとか。

しかしこの頃はまだ一般家庭に広まらなかった「チャーハン」。

その理由は、当時の一般的な調理法が「焼く・蒸す・煮る・乾す・漬ける」というもので、

強い火力で「炒める、揚げる」ということをしなかったそうです。

ちなみに日本に伝わったのはもう少しあと。

「遣唐使」で交流をはかっていたころとされています。

この時に伝えられたのは「ごま油を使って米を炊く」という調理法だったそうです。

そこから日本独自に改良され「焼き飯」として広まっていきました。

 

 

■冷たいご飯で作るか、温かいご飯で作るか

余ったご飯で作る、という方も多い「チャーハン」。

温かいご飯で作ったほうが、失敗しにくいといえるかもしれません。

もちろん、冷たいご飯でもひと手間加えるだけでパラパラに仕上がります!

 

 

■冷たいご飯派

レンジで加熱すれば済むのですが、そうもいかない場合もありますよね。

キャンプ場で昨日炊いたご飯を翌日のお昼は「チャーハン」に・・・なんてことも。

レンジなどない場合はこんな方法がおすすめ。

まず「水でお米をよく洗う」こと。

お米を一粒ずつほぐしてぬめりをとりましょう。

そして次のポイントは「しっかり水を切る」。

15分ぐらいザルで水切りするのがおすすめです。

 

 

■温かいご飯派

温かいご飯で作れば「チャーハン」もパラパラに!

・・・でもうまくいかなかった、という方は次の4点をチェックしてみてください。

1.炊き立てのご飯を使った

これは水分量が多すぎてベチャッとなってしまいます。

ほんの少し冷ましてから使うのがポイント。

2.ご飯の量が多い

家族が食べる分を一度に作るから・・・とドーンと大量のご飯をフライパンに入れると、水分が飛ばずにパラパラになりません。

3.フライパンの温度が低い

一番のおすすめは中華鍋ですが、IHだったりテフロンが多く使われている昨今ではそうもいきませんよね。

フライパンの温度が低いと、フライパンに食材がくっついてしまったりします。

しっかり温めましょう!

4.水分が多い具材を使っている

玉ねぎなどをたっぷり入れるとおいしいのですが、水分が多くベチャッとなる原因に。

実は入れるタイミングに解決の糸口が。

水分の多い具材は先に炒めて水分を飛ばしておく、というもの。

葉物などはキッチンペーパーで水分をしっかり拭き取ればOKです。

また余談ですが、使う具材は細かく同じ大きさに切りそろえると、火の通りも早く失敗を防げます♪

 

 

■卵が命

次の難関は

実践している方も多い「先に卵をご飯とよくまぜておく」という方法。

溶いた卵がお米一粒一粒をコーティングし、お米同士がくっ付きにくくなってパラパラに仕上がる、というのがその理論です。

今回はさらにもう一つマル秘情報をお届けします。

この「先に卵をご飯とよくまぜておく」というのは失敗しない方法なのですが、

炒めたときに卵の水分も飛んでパラパラ、ではなくパサパサになることはありませんか?

それを防ぐために、卵は白身と黄身に分けて、まずは白身をしっかりとご飯に混ぜ込んでみてください。

先ほど記載した、「お米をコーティングする」役割をしてくれるのは卵白のタンパク質の成分。

ふわふわになるまでしっかりと混ぜることもポイント♪

そのあとに卵黄を混ぜればOK!

 

 

■卵はまぜない

「先に卵とまぜるなんて嫌だ」という方、お待たせしました。

別々派の方へのパラパラ・ワンポイントです。

卵はまずフライパンでジュワ!と炒めましょう。

ここからがポイント。

慌ててしまう方は軽く火が通った状態で一旦卵を取り出しましょう。

そしてご飯を炒めた最後に仕上げに卵を戻す、という方法。

これなら卵はパサパサせずにご飯はパラパラ♪

 

 

■おまけ

そして両方のいいとこどりするというのはいかがでしょう?

卵とまぜたご飯を用意しておきます。

そしてそれとは別に、ジュワっと卵をフライパンに入れ半生の状態で、卵と混ぜたご飯を追加!

こうすればパサパサせずにおいしく食べられます!

 

 

いかがでしょうか。

お気に入りの「パラパラチャーハン」を見つけてくださいね!

さて、次回はコチラ!

【チャーハンを極めろ!第二回:激ウマレシピを極める】です。

お楽しみに♪

  • 2023.09.07 09:51

    まゆまゆりんさま
    コメントありがとうございます!
    とても嬉しいです(*´ω`)

  • 2023.09.06 21:35

    作り方とても参考になります

  • 2023.09.04 09:48

    hoshikuzu7号さま
    コメントありがとうございます!
    知っていると得をするチャーハンの極意♪
    ぜひお試しください!!

  • 2023.09.04 09:47

    野良猫さま
    コメントありがとうございます!
    そんな風に仰っていただけて感涙・・・(*´ω`*)

  • 2023.09.02 11:42

    作り方役立ちました

  • 2023.09.02 01:16

    チャーハンの世界を満喫出来る企画最高です。招福🎵😺

  • 2023.08.21 15:08

    加藤強さま
    きゃーーー!!!!
    何と嬉しいお言葉!!
    これで今日も楽しく仕事ができますっ!!

  • 2023.08.18 22:56

    2回目が楽しみ