【茹でてヨシ!焼いてヨシ!】第一回:おいしさのヒミツ【とうもろこし特集☆】
そのままはもちろん、いろいろなレシピに大活躍する「とうもろこし」♪
第一回は「とうもろこし」のあれこれを情報満載でお届けします!
夏と言えばやはりBBQ!
海や山、そしてあのしょうゆが焼ける香り・・・
家で茹でるあの香りも・・・
ズバリ、「とうもろこし」しかないですね!!
7月は「とうもろこし」についてお届けします。
おいしい食べ方が気になる「とうもろこし」。
第一回は「とうもろこし」について役立つ知識が増える楽しい回です!
■「とうもろこし」は「唐」からきた!?
日本へは「唐」ではなく江戸時代に「ポルトガル」から伝わったそうです。
ちょっとややこしいのですが、「唐」の「もろこし」という植物に似ていたのだとか。
その当時は中国やほかの国からきたものを「唐物(とうぶつ)」と呼びました。
「とうぶつ」と「もろこし」が合わさり、「とうもろこし」になったと言われています。
また当時は中国を「唐土(もろこし)」と呼んだそうです。
「もろこし」の国の「黍(きび)」から、当初は「もろこしきび」ともよばれたそうです。
■三大穀物
「とうもろこし」は野菜のイメージがありますが、実は「穀物」。
世界の三大穀物の1つでもあります。
※世界の三大穀物は、米・小麦・とうもろこし
■「とうもろこし」で「ポップコーン」は作れない!?
「とうもろこし」の種類は大きく分けて6つに分類されます。
その中の1つである、私たちが普段食べる「スイートコーン」についてお話します。
「スイートコーン」はさらに3つの種類に分けられています。
・ゴールデンコーン
全ての粒が濃い黄色の「とうもろこし」。数多くの品種があります。
・シルバーコーン
シルバーハニーバンタムと呼ばれることもある白粒種の「とうもろこし」。小粒でつやがあり、粒皮が軟らかいのが特徴。
・バイカラーコーン
黄色と白が3対1の割合で入っている「とうもろこし」。アメリカで育成された品種です。
また、糖度によって「スイートコーン」「スーパースイートコーン」「ウルトラスーパースイートコーン」に分かれます。
ちなみに「ポップコーン」は、その名の通り「爆裂種」という種類です。
非常に皮が硬いのが特徴で、乾燥させることで更に硬くなります。
他の種類の「とうもろこし」の粒は乾燥させても、「ポップコーン」ほど硬くならないので、お菓子の「ポップコーン」にはならないのだそうです。
■「ひげ」にはヒミツがいっぱい
「とうもろこし」の粒の数と「ひげ」の数は同じだってご存知でしたか?
「とうもろこし」の「ひげ」の部分は粒のひとつひとつから伸びているのです。
また、「ひげ」の色が茶褐色でふさふさして湿っているものがおいしい「とうもろこし」とされています。
収穫して間もない「とうもろこし」で「ひげ」が湿っていて、先端の「ひげ」が茶褐色のものは「とうもろこし」が完熟している証。
「とうもろこし」を購入する際は「ひげ」のチェックも忘れずに!
■おいしい「とうもろこし」の見分け方
さきほどお話した「ひげ」もそうですが、おいしい「とうもろこし」の見分け方のポイントは5つ。
• 「とうもろこし」の皮が濃い緑色
• 「ひげ」の色は茶褐色で湿っている
• 持ったときにずっしり重い
• 実が先までつまっている
• 「とうもろこし」全体がふっくらしてツヤがある
これが満たされているものは新鮮でおいしい「とうもろこし」。
「とうもろこし」は採れたてであるほどおいしいといわれています。
夏季の常温では数時間で味が落ちるともいわれるほどです。
購入後はすぐに調理するなど、保存には注意が必要ですね。
■茹でるのか蒸すのか、それが問題
すぐに調理・・・とくればこの問題にぶつかります。
どうやって調理するのがおすすめでしょう?
実はどれが正解というわけではなく「好み」の問題かもしれません。
その調理法を一気に見ていきましょう!
◇湯から茹でるとシャキッとした食感に!
3~5分が目安。お好みで♪
◇水から茹でて沸騰させるとふっくらジューシーに!
こちらも沸騰後3~5分が目安です。
◇水から入れて、沸騰手前の湯面がゆらゆらした状態で15~20分茹でる、なんて方法もあります。
甘みが引き出され、芳醇な香りがいっそう高まりますよ♪
余談ですが、皮がついているものなら、2~3枚の薄皮ごと茹でると風味が落ちにくく、甘さが引き立ちます。
茹でた後に湯量に対し3%の塩を入れ、4分ほどつけておくと、さらに甘みを引き出し&粒がシワシワになりません♪
◇電子レンジで蒸すと水っぽくならない!
ラップに包み、電子レンジで5分程度加熱すると、水っぽくならず味が凝縮されます。
皮つきの場合はラップをせず、皮ごと加熱してもOK!
◇フライパンで蒸し焼きにするとジューシーに♪
皮数枚と「ひげ」を残したまま、片面ずつ焦げるまでフライパンで焼き、その後水を加え、ふたをして蒸し焼きにしてみてください。
甘みが逃げず、ジューシーな仕上がりになり絶品です☆
■食べすぎには注意
さて、大事な「栄養」についてのお話です。
「とうもろこし」には食物繊維がたっぷり入っています。
「とうもろこし」の粒の皮には「セルロース」という不溶性食物繊維がとくに多く含まれているのです。
お腹がすっきりしない・・・そんなときは「とうもろこし」がおすすめです。
さらに、捨ててしまいがちな「とうもろこし」の「ひげ」の部分も食物繊維が豊富です。
ヤングコーンなどを購入した際は素揚げなどで食べてもおいしいです。
また、「とうもろこし」には食物繊維のほか、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラルも豊富。
特に実の根元に含まれる「リノール酸」には、悪玉コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する働きも期待できます。
根元から上手に取って、よ~く噛むのがポイント☆
・・・これを読んだら山ほど食べたくなりますよね?
でも食べすぎには注意が必要です。
「とうもろこし」は炭水化物が多く、他の野菜と比べるとカロリーや糖質がやや高め。
だからといって「太っちゃう!」などと敬遠する必要は全くありません。
適度な摂取量でおいしくいただきましょう!
■どうしても保存するなら
鮮度が命の「とうもろこし」。
すぐ調理して食べたいところですが、どうしてもすぐ調理ができない場合は新聞紙に包んで冷蔵庫に立てて保存しましょう。
「とうもろこし」は横に置いておくと立ち上がろうとするので、立ち上がるエネルギーのために自分の糖分を消費してしまいます。
この場合は1日~2日程度が目安です。
調理が可能な場合は硬めに茹でて、3~4㎝の輪切りか実を外してから冷凍すると、後で使いやすく便利です。
いかがでしょうか。
今すぐにでも「とうもろこし」が食べたくなりますよね!
次回は早速レシピをご紹介しましょう♪
【茹でてヨシ!焼いてヨシ!】第二回:ご飯で楽しむとうもろこし【とうもろこし特集☆】です。
お楽しみに!
野良猫さま
コメントありがとうございます!
もぎたてを!!
羨ましい~~~~~~っ!!!
とうもろこしラバーズの身としては羨ましすぎて今日は仕事になりません。。。(言い訳(*´ω`)